ネタニヤフ氏、イランとの戦争中にUAEを「極秘訪問」と UAE側は否定

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アイオニー・ウェルズ記者
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は13日、イランとの戦争が続いているさなかにアラブ首長国連邦(UAE)を「極秘訪問し」、同国の大統領と会談したと述べた。
ネタニヤフ首相の事務所は、首相とUAEのモハメド・ビンザイード・アル・ナヒヤーン大統領(アブダビ首長)との会談が「歴史的な突破口」につながったと発表した。
しかしこの直後、UAE外務省は、この訪問に関する主張は「完全に根拠がない」とする声明を発表。両国関係は「非公式な取り決め」に基づくものではないと強調した。
声明の中でUAE外務省は、ネタニヤフ首相やイスラエルの軍事代表団が同国を訪問したとする報道を否定。
「UAEは、イスラエルとの関係が公然としたものであり、広く知られ公式に宣言されたアブラハム合意の枠組みの中で行われていること、そして不透明または非公式な取り決めに基づくものではないことを改めて確認する」とした。
アブラハム合意は、アメリカのドナルド・トランプ大統領の1期目に、イスラエルと複数のアラブ諸国との間で関係正常化を確立した一連の合意だ。
米・イスラエルとイランとの紛争では、イランがUAE内の複数の標的を攻撃した。イラン当局は、UAEが米・イスラエルとの結びつきを強めているとみなし、繰り返し批判してきた。
イランのアッバス・アラグチ外相は、ネタニヤフ氏の今回の発表について、イランの治安機関が同国指導部に「はるか以前に伝えていたことを(ネタニヤフ氏が)公表した」と指摘した。
また、イスラエルとの共謀は「許されない」ものであり、それを行う者は「責任を問われることになる」と述べた。

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ロイター通信は関係者の話として、ネタニヤフ氏とUAE大統領との会談は、オマーンとの国境近くにあるアルアインで行われたと報道。数時間に及んだと伝えた。
アメリカのマイク・ハッカビー在イスラエル大使は12日、イランからの攻撃への対応を支援するため、イスラエルがUAEにアイアンドームの対ミサイル砲台を送ったと述べた。
アイアンドームは、空中でさまざまなミサイル、ロケット弾、ドローンを迎撃し破壊するために使用される、先進的なイスラエルの防空システムだ。
ハッカビー氏は、アイアンドームの配備は、アブラハム合意に基づく「UAEとイスラエルの間の並外れた関係」の結果だと述べた。
今回の紛争により、UAEとイスラエルは関係を深化させ、軍事的にも発展させたとみられる。
この戦争でイランは、UAEをミサイルやドローンで攻撃した。UAE国防省は今月10日、防空システムがイランから発射されたドローン2機に対処したと発表。また、2月末の戦争開始以来、弾道ミサイル551発、巡航ミサイル29発、ドローン2265機に対処してきたと述べた。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは11日、UAEもイランに対して攻撃を実施していたと報じたが、UAEはこれまでこれを公には認めていない。報道によると、UAEは4月初旬、イランのラヴァン島の精油所を攻撃したという。
UAEのアンワル・ガルガシュ大統領補佐官は13日、UAEは外交に引き続きコミットしているが、自国を防衛する権利を有すると発言した。
ガルガシュ氏はソーシャルメディアへの投稿で、UAEは戦争を求めておらず、それを回避するために取り組んできたと強調。「湾岸におけるアラブとイランの関係は、対立や紛争の上に築くことはできない」と述べた。
アメリカとイランの間では、約1カ月にわたり停戦が維持されている。
しかし、イランは米・イスラエルの攻撃への対応としてホルムズ海峡の封鎖を続けており、これが世界の石油価格の上昇を引き起こしている。アメリカも、イランに合意条件をのませるため、イランの港湾に対する封鎖を実施している。
同海峡は通常、世界の石油および液化天然ガスのおよそ20%が通過する。
イランは10日、戦争終結とホルムズ海峡の再開を求める要求を、アメリカが示した和平案への対案として同国に提示した。トランプ氏はこの提案を「全く受け入れられない」「ごみのようなもの」として拒否。その後、停戦は「大規模な生命維持装置」に頼っている状態だと述べた。
これに対し、イラン議会のモハンマド・ガリバフ議長はXで、イラン軍は「あらゆる侵略に対応し、教訓を与える準備ができている」と応じた。
追加取材:エラ・キプリング、トム・マッカーサー








