トランプ氏のSNS運営会社、「市場を動かす」投稿への高速アクセスを有料販売へ

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フランシスコ・ヴェラスケス・ビジネス記者
ドナルド・トランプ米大統領のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」を所有するトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループは17日、金融街ウォール・ストリートの企業が、最も影響力のある投稿に高速でアクセスできるようにする有料サービスを開始すると発表した。
同社によると、8月1日から、「最も上位にランクインしている」アカウントからの最新情報が即座に配信される。現在、同プラットフォームで最も多くのフォロワーを持つのはトランプ大統領だ。
赤字経営の同社は、このサービスが安定的な新しい収入源となることを期待している。
このサービスは、市場を動かすニュースをいち早く知りたい金融トレーダーをターゲットにするものと見られる。トランプ氏のソーシャルメディアへの投稿は、特に貿易や関税に関する内容の場合、世界の市場を急変させることが多い。
企業にとっては、たとえ数秒の遅延でも大きな損失につながる可能性がある。これまで銀行やトレーダーは、「トゥルース・ソーシャル」を人力で監視する必要があった。新しいシステムでは、課金したユーザーに直接、対象の投稿が送信されるようになる。
トランプ・メディアのケヴィン・マクガーン暫定最高経営責任者(CEO)は「市場はすでに、トゥルース・ソーシャルの投稿に反応している」と述べ、このサービスが安定した利益を生み出すだろうと付け加えた。 同社は2022年にトゥルース・ソーシャルのサービスを開始した。
一方、同社は、このサービスの料金については明らかにしなかった。
「トゥルースAPI」と名付けられた新しい商用データフィードは、課金した機関投資家顧客に対し、「ミリ秒」の速さで投稿を配信すると約束している。 また、このサービスは24時間365日稼働する。
トランプ・メディアは、一部の企業が数カ月にわたり、許可なく同社のデータをコピーしていたと述べた。
マクガーン氏は、同社が間もなくこれらの方法をブロックし、企業は代わりに公式フィードを購入せざるを得なくなると警告した。
トランプ氏は、この新サービスで大きな利益を得る可能性がある。トランプ・メディアの過半数株主はトランプ氏の家族なだけに、トランプ氏の公式声明に対する素早いアクセスを販売すれば、大統領自身が直接的な利益を得られる立場にある。
BBCは、トランプ氏の投稿が有料フィードに含まれるかどうかについて、トランプ・メディアにコメントを求めた。ホワイトハウスはコメントを拒否した。
他のSNSプラットフォームもデータ販売を行っているが、今回の動きは、トランプ氏の私的な事業と大統領としての公的な役割の、独特な重なり方を浮き彫りにしている。
米スタンフィル・キャピタル・マネジメントの投資専門家マーク・シュピーゲル氏は、もしこの機能に大統領の投稿が含まれるなら「それは前例のないこと」だと述べた。
ニュース速報を市場取引の材料にする企業は、迅速なアクセスに料金を払わなければ、市場を動かし得る投稿を見逃す可能性があるため、「不利な立場に置かれる」と、シュピーゲル氏は述べた。
「だが前提として、トランプ氏の投稿は市場を動かす要因のごく一部に過ぎないことを念頭に置くべきだ」とも、同氏は付け加えた。
米法律事務所ダイナミスのパートナー弁護士、ロバート・フレンチマン氏はロイター通信に対し、「確かに公平とは言えないが、テクノロジー・プラットフォームが情報の有料配信を料金によってレベル分けしても、それは米連邦証券法に違反しない」と話した。
(追加取材:オズモンド・チア・ビジネス記者)















