レバノン、イスラエルの空爆による死者3000人超に レバノン当局が発表

画像提供, Reuters
レバノン保健省は18日、イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの間で3月初めに激化した紛争について、イスラエルの攻撃によるレバノン国内の死者が3000人を超えたと発表した。
同省はこの日、国内の死者が3020人に達したと明らかにした。イスラエルとレバノンは4月に10日間の停戦で合意し、その後も停戦の延長が発表されている。しかし、不安定な停戦が続く中で戦闘収束への兆しはない。
今回のイスラエルとレバノンの紛争は、米・イスラエルが2月28日にイラン攻撃を開始し、イランの最高指導者アリ・ハメネイ師を殺害した2日後の3月2日に始まった。イランの支援を受けるヒズボラがイスラエルにロケット弾を発射し、イスラエルは大規模な空爆とレバノン南部への地上侵攻で応じた。
レバノンとイスラエルは15日、45日間の停戦延長に合意したが、その後も死者は増え続けている。両国は6月初旬に交渉を再開する見通し。
4月17日に停戦が発効して以来、双方は繰り返し停戦に違反したとされる。レバノン保健省によるとこの間、400人以上が死亡した。
アメリカが仲介した停戦合意は、ヒズボラの軍事活動への対応としてイスラエルが空爆を継続することを認めている。
レバノン側は、ヒズボラの武器をレバノン政府が独占的に管理する態勢を再構築しようとしているにもかかわらず、イスラエルの攻撃が続くことは、自分たちの取り組みを阻害するものだと非難している。
停戦延長が発表された15日以降も、イスラエルによるレバノン南部および東部ベカー渓谷(高原)の町や村への空爆は続き、数十人が殺害された。
16日には、20以上の村に対する攻撃が実施された。そのうち事前に避難警告が出されたのは9カ所だけだった。
同日遅くにヒズボラは、ヒズボラ戦闘員がイスラエル北部ヤアラにある兵舎を「多数の攻撃用ドローン」で狙ったと発表した。ヒズボラはこれに先立ち、レバノン南部にいるイスラエル部隊に対して、複数の作戦を実施したと主張していた。
一方でイスラエル軍は16日、兵士1人が殺害されたと発表。3月初旬以降のイスラエル軍側の死者は20人になった。この間、イスラエルの民間人4人も死亡したという。
地上ではイスラエル軍が、この紛争の最中にレバノン国境から約10キロメートルにわたる地域を占領し、現在も維持している。











