トランプ氏、オマーンに脅し イランとの協議を「邪魔するなら爆撃」

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アメリカのドナルド・トランプ大統領は17日、ホルムズ海峡をめぐる米政権とイランとの協議をオマーンが「邪魔する」なら、オマーンを爆撃すると脅した。米FOXニュースが報じた。オマーンはアメリカの同盟国。
世界経済にとって重要な海上輸送路であるホルムズ海峡は、2月末にアメリカとイスラエルがイランへの攻撃を開始したことへの報復として、イランが6カ月近くにわたり事実上封鎖している。そうした中、アメリカとオマーンはそれぞれ個別に、イラン政府とホルムズ海峡の航行について交渉している。
FOXニュースの記者によると、トランプ氏は電話インタビューの中で、ののしりの言葉を交えながらオマーンに対する脅しを口にしたという。
17日の早い段階で、イラン当局はオマーンとの合意が間もなくなくまとまると述べていた。一方、アメリカとイランの協議の行方は不透明だ。両国は6月に戦争終結に向けた「了解覚書」(MOU)に署名した。この合意には、アメリカとイランが「最大」60日以内に最終合意に向けて交渉し、合意に達することが盛り込まれているが、その期限は切れようとしている。
トランプ氏は17日、ホワイトハウスの大統領執務室で記者団に応じた際、MOUの延長を模索しているのかとのBBCニュースの質問に「ちがう」と答えた。
2月からの米・イスラエルによるイラン攻撃を受け、イランはホルムズ海峡の大部分を封鎖している。通常時に世界の石油と液化天然ガスの約5分の1が通過する同海峡を再開させることは、主要な議題となっている。
ホルムズ海峡の南側に接するオマーンは、米・イスラエルとイランの紛争において中立の立場だとしている。しかし、オマーンはイランから度重なる攻撃を受けている。現在は、ホルムズ海峡の再開に向けたイランとの交渉で重要な役割を担っている。
米政府もまた、海峡再開に向けた独自の取り組みを進めてきた。FOXニュースのトレイ・イングスト記者は、トランプ氏が「オマーンが(イランとの交渉を)邪魔するなら、徹底的に爆撃する」と述べたと伝えた。
トランプ氏が、どのような行為を自身の合意実現への野心に対する妨害と見なしているのかは明らかではない。
FOXニュースの同じインタビューの中で、トランプ氏はさらに、アメリカには、イランの政治・軍事・経済に大きな影響力を持つイランのイスラム革命防衛隊(IRGC)と直接やり取りする非公式ルートがあるとも述べた。
IRGCの報道官は、トランプ氏の主張を否定した。
イランの政府系タスニム通信によると、報道官は「IRGC当局者とアメリカとの間で協議は一切行われていない。トランプによるこのうそは、戦争での敗北と絶望によって彼が抱く妄想と悪夢から生じた空想にすぎない」と述べた。

トランプ氏がオマーンを脅す数時間前、イランはオマーンと、ホルムズ海峡における船舶の通行に関する合意に達したと発表した。
イラン外務省のイスマイル・バガイ報道官は記者団に対し、「通行ルートの地図について折り合いがついた」と述べた。
また、イランとオマーンは詳細を最終調整したうえで共同声明を発表すると付け加えた。オマーンはこれまで、イランとのこうした協議について前向きなものだと説明している。
イランのアッバス・アラグチ外相は今月初め、ホルムズ海峡の全面的な再開は、MOUに違反したアメリカがその代償をイランに払うかどうかにかかっていると述べた。
ロイター通信は以前、イラン当局者の話として、イランがホルムズ海峡を通行する船舶に対し、貨物の対価の5~7%を通行料として徴収しようとしていると報じた。
トランプ氏はFOXの電話インタビューで、IRGCとの直接の非公式ルートがあると述べる一方で、戦争終結を急いではいないとも語った。
トランプ氏は、「彼ら(イラン)はポーカーがうまい。だが、彼らは死につつある」、「私には時間的なスケジュールはない。急いではいない」と述べたという。
アメリカとイランが6月17日に署名したMOUは、停戦の実現と、ホルムズ海峡を少なくとも部分的に再開することを目的としていた。しかし、発効から間もなく、双方が攻撃を再開したことで合意は破綻した。
トランプ氏は先月8日、新たな交戦が起きたことを受け、イランとの停戦は「終わった」と述べ、イラン指導部を「くず」で「気が狂っている」と激しく非難した。
MOUが17日に正式な期限を迎えようとする中、トランプ氏は「第一の目標は、今までも、そして今後も常に、イランがいかなる形でも核兵器を持てないようにすることだ」と、自分のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」に投稿した。














