イギリスで今年最も暑い日に、ロンドン郊外キュー・ガーデンズで38.1度を記録

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ルース・カマーフォード
イギリスの気象庁は13日、国内の大部分を襲った熱波の影響で、ロンドン南西部のキュー・ガーデンズで気温が摂氏38.1度に達したと発表した。これはイギリスにおいて、今年に入ってから最も暑い日で、観測史上5番目に暑い日となった。
キュー・ガーデンズの気温は、6月26日にノーフォーク州リングウッドで記録された38度を暫定的に上回り、イングランドでの最高気温を記録した。
今回の猛暑は、イギリスで今年5度目となる熱波がもたらしたもの。気象庁は、今夏は観測史上最も暑い夏になる見通しだと警告している。
健康・社会福祉サービスに重大な悪影響が出る恐れがあるとして、イングランド全域には現地時間14日午後9時まで、「アンバー(だいだい色)」レベルの健康警報が発令された。

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1年間でこれほど高い気温が2度観測されたのは、これまで2022年だけだった。
気象庁によると、13日には南東部サリー州チャールウッドと中西部ウスターシャー州パーショアでともに37.8度を記録し、サリー州ウィズリーでも気温が37.2度に達した。
パーショアのパブ「ピックルド・プラム」で接客責任者として働くスザンヌ・バッジャーさんは、みんな「溶けそうになりながら、店に入ってくる」とBBCに話した。
「私たちは普段なら、外より厨房の方が暑いと言うけれども、今日は外の方が暑い。厨房も耐えがたい暑さで、36度になっている」
この厳しい暑さにより、2026年は観測史上初めて、気温が37度に達した日が3日ある年となった。

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イギリスで13日の気温よりも暑かった日は、観測開始以来4日しかない。
観測史上最高気温は、2022年7月19日の中東部リンカンシャー州コニングスビーでの40.3度。イギリスで40度を超える気温が観測された日は、この時が初めて、かつ唯一だ。
それ以前の最高記録は、2019年7月25日にケンブリッジ植物園で観測された38.7度だった。
2003年8月10日には南東部ケント州フェイヴァーシャムで38.5度、2022年7月18日には中東部ノーサンプトンシャー州ピッツフォードで38.2度が記録されている。
今回発令された「極端な暑さ」に対するアンバー・レベルの健康警報は、ロンドンからシェフィールドにかけてのイングランドの広い範囲と、チェシャーとグレーター・マンチェスターの一部、南西部グロスターシャー州とウィルトシャー州、西部シュロップシャー州とヘレフォードシャー州が対象となっている。
ウェールズでも気温が35度に達すると予想されている。同地域では干ばつが宣言されている。
一方、北アイルランドでは14日午前6時まで黄色レベルの雷雨警報が出されている。スコットランドの大部分では雨が予想されている。
イングランドでは、今回の熱波に伴う極端な暑さはすでにピークを越えたとみられている。14日にはミッドランズ、イースト・アングリア、イングランド南部の大部分で気温が30度~34度程度まで下がり、16日には26度まで下がると予想されている。
現在、2700万人以上が、散水のためのホース使用を含む水使用制限の対象となっている。

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約1週間前には、サウス・ウッドフォードで排水管の破裂が相次いだ。ロンドン東部と南東部エセックス州の計数千世帯では現在も、断水や水圧低下が続いている。
水道事業者テムズ・ウォーターは断水について繰り返し謝罪し、14 日までに供給を再開できる見込みだとしている。
この暑さは、命に関わる状況をもたらしている。イングランドの救急外来は過去最多の患者数に直面しており、その主な要因は記録的な暑さだとされている。
7月には249万人が救急外来を受診した。また暫定値では、暑さに関連して5月と6月に死亡した人は2800人を超え、昨年の総数のほぼ2倍に達したことが示されている。
救急救命士のひとりは、この暑さの中での勤務は「ひどい」ものだと話した。ほかの医療従事者からも、「頭からつま先まで汗だくだ」という声が聞かれた。
イヴェット・クーパー保健相は、「極端な暑さの時期に国民保健サービス(NHS)にどれほど追加の負担がかかるか」を、こうした数字が示していると述べた。そのうえで、NHSは冬場と同じように、夏場の負担に備えるための計画が必要だとした。
全国消防長評議会(NFCC)が公表したデータによると、イングランドとウェールズでは今年1017件の山火事が記録されており、すでに昨年の記録と並んでいる。
当局によると、ニュー・フォレストでは、サッカー場約230面分に相当する範囲におよぶ山火事に、消防士130人態勢で消火活動にあたった。
その後、ウェスト・ミッドランズ各地でも複数の火災が起きた。
ストゥアブリッジ・ゴルフコース近くでは、草地が燃える大規模な火災があり、約100人の消防士が出動した。目撃者によると、場所によっては炎が道路を越えて広がっていたという。
ウェスト・ミッドランズ消防局は、この火災で住宅6棟が被害を受け、2人が負傷したと明らかにした。
バーミンガムのカッスル・ヴェールでは、火災により複数の住宅が大きな被害を受け、女性1人が重傷を負ったと報告されている。
中部ウォリックシャー州の消防救助当局は、アルセスター近郊サルフォード・プライアーズのトットホール・レーンで発生した「大規模火災」を受け、重大インシデントを宣言した。
このほか、中部ストーク・オン・トレントのサンディフォードや、ウスターシャー州パーショアでも複数の火災が報告された。
イギリスは、気候変動によって助長される熱波や干ばつ、山火事などの被害が増え続ける直面している。
(追加取材:ガブリエラ・ポメロイ)















