コロンビアでM7.4の地震、近年で最大級 130人以上死亡

倒壊した建物のがれきがのそばで、3人が座り込んでいる。隣には女性たちが立っている

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画像説明, 地震で倒壊した建物(10日、コロンビア・マニサレス)
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コロンビアで10日午前7時34分ごろ、マグニチュード(M)7.4の強い地震が発生し、少なくとも132人の死亡が確認された。近年で最大規模の地震を受け、非常事態宣言が発令された。倒壊した建物の下に多くの人が閉じ込められている恐れがあり、死者数は今後増える可能性が高い。

コロンビアの地質当局によると、震源は西部チョコ県サンホセ・デル・パルマル付近で、震源の深さは103キロメートル。西部地域の数百キロメートルにおよぶ広い範囲で揺れが感じられた。

コロンビアの首都都市協会は10日、負傷者は480人以上に上るとの声明を出した。

死者の多くは、コーヒーの生産地域にあり、震源から約55キロ離れたペレイラ市で確認された。周辺の都市やバジェ・デル・カウカ県も大きな被害を受けた。

動画説明, 大聖堂の塔も倒れ……各地で建物が倒壊、コロンビア地震
コロンビアの地図。震源地は首都ボゴタの西に位置する

地元当局によると、ペレイラ都市圏では少なくとも40人が死亡し、65棟の建物が倒壊した。うち15棟には人が閉じ込められているとみられている。市内の一部地域では、11日午前5時まで夜間外出禁止令が出された。

ペレイラの南約160キロ、震源から約200キロに位置するカリでは、32棟の建物が倒壊した。

BBCが検証した複数映像には、ペレイラ市中心部のボリバル広場で少なくとも1棟の建物が倒壊し、大勢が集まっていた広場一帯にがれきや粉じんが散乱する様子が映っている。

震源に近いサンホセ・デル・パルマルのレオン・ファビオ・マリン・モンカダ町長は、町に続く道路が損傷したものの、奇跡的に死傷者は出なかったと述べた。

英ロンドン出身のダン・カトラーさん(29)は、パートナーと長期旅行中で、約2カ月前にコロンビアにやってきて、現在はカリに滞在しているという。

地震で目を覚ましたというカトラーさんはBBCに対し、「こんな経験は初めてだ」と語った。

「私たちはパジャマのまま外へ飛び出した。ホテルには大きな構造上の損傷はないものの、壁の表面にひびが入り、塗料やしっくいがはがれ落ちている」

散乱するがれきの上に、大勢の人が立っている。手前には、がれきが入ったかごを抱えて歩く男性や、両手でレンガを持つ男性がいる

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カルダス県マニサレス、チェコ県キブド、アンティオキア県メデジンのほか、チョコ県とバジェ・デル・カウカ県の各地でも死者が報告されている。

マニサレスでは少なくとも2人が死亡した。

マニサレスのホテルに滞在していたというアンヘリカ・アビラさんは、BBCワールドサービスに対し、地震が起きた際、壁にひびが入ったと話した。

「みんな叫んでいた。(中略)隣の建物から粉じんが舞い上がり、壁からレンガが落ちるのが見えた」

マニサレス出身のジャーナリストで気象学者のルイス・フェリペ・モリナさんは、震源から約150キロ離れた自宅で被災した。

モリナさんによると、マニサレスでは過去の地震を教訓として、「非常に厳格な耐震建築基準」が設けられており、自宅は揺れに耐えることができたという。

「(自宅には)450冊の本があるが、棚にそのまま残っていたのはほんの数冊だけだった。ガラスが割れる音や、人々の叫び声が聞こえた」と、モリナさんはBBCムンドに話した。

「恐ろしく、ぞっとするような経験だった」

コロンビアの航空当局は、ペレイラ、マニサレス、キブド、アルメニア、カルタゴ、ブエナベントゥラなど、複数の地方空港で被害が出ていると報告している。

首都ボゴタでは、木々や信号機が激しく揺れ、建物にひびが入ったとの報告もある。ただ、これまでのところ、街のインフラに深刻な被害は出ていない。

隣国ヴェネズエラ、エクアドル、パナマでも揺れが感じられた。

南米では、6月末にヴェネズエラ北部で、強い地震が2度立て続けに発生し、6300人以上が死亡したばかり。

複数の車が屋外に駐車されている。手前にはがれきが散乱し、車両の後方は大きくへこんでいる

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コロンビアのアベラルド・デラエスプリエジャ大統領は、国家災害事態を宣言した。これにより、予算の再配分など緊急対応のための特別権限が発動される。

7日に就任したばかりの新大統領は早くも、自身の評価を左右しかねない事態に直面している。

この地震で死者が出たことに加え、1500棟以上の住宅が被害を受けたことを、大統領は認めた。

被害の全容が明らかになりつつあるなか、世界中の指導者らが支援を申し出ている。

マルコ・ルビオ米国務長官は、アメリカは地震の状況を「注視している」とし、「支援する用意がある」と述べた。また、欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は、欧州連合(EU)のコペルニクス気候サービスの衛星が救助活動に活用されていると明らかにした。

エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は、コロンビア国民に連帯のメッセージを送るとともに、救助活動のための人員と装備の提供を申し出た。

米地質調査所(USGS)によると、推定150万人がマグニチュード7に近い揺れを感じた。

USGSは、今回の地震のような深発地震は通常、震源が浅い地震よりも危険性は低いと説明している。

ただ、深発地震は余震の回数は少ない一方で、より強い余震が起こる可能性があり、建物に被害を与える形でエネルギーを放出することがある。

複数の男女と子どもが、路上に立っている。子どもを抱っこしている人もいる

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