【2026年サッカー男子W杯】 日本、スウェーデンと引き分け決勝T進出 ベスト32戦はブラジルと

画像提供, Reuters
サッカー男子ワールドカップ(W杯)北中米大会は25日夜(日本時間26日朝)、グループステージ(1次リーグ)の試合があり、米ダラス・スタジアムで第3戦に臨んだ日本は1-1でスウェーデンと引き分けた。これで日本は1次リーグ2位となり、ノックアウトステージ(決勝トーナメント)進出が決まった。
引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる日本は、後半に先制点を挙げたが、直後にスウェーデンに追いつかれた。終盤は日本のピンチが続いたが、守備陣のファインプレーで逆転を許さなかった。
日本が入るグループFは、この日で1次リーグ全試合を終了。日本は1勝2分けで勝ち点5とし、グループ2位で決勝トーナメントに進んだ。1位は、この日チュニジアに3-1で勝利し、2勝1分けで勝ち点を7としたオランダ。
日本は32チームが進出する決勝トーナメント1回戦で、グループC1位の強豪ブラジルと対戦することが決まった。29日正午(日本時間30日午前2時)から米ヒューストン・スタジアムで試合に臨む。
W杯8大会連続出場の日本は、初のベスト8以上の成績を収められるかが注目されている。前回2022年カタール大会と前々回2018年ロシア大会はともにベスト16で敗れた。
この日の試合は、どちらにとっても決勝トーナメント進出がかかる一戦だったこともあり、日本とスウェーデンは序盤から相手の動きを探り合う慎重なプレーを続けた。ともにゴール決定機がほとんどないまま、試合が進んだ。
そうしたなか、日本は前半終了直前、大きなチャンスを迎えた。ペナルティーエリア左寄りでボールを受けたMF中村敬斗が、ノーステップで右足でゴール右端へ狙いすましたシュートを放った。だが、GKヤコブ・ウィデル・ゼッターストロムの伸ばした左手にはじかれた。
前半は0-0で終了した。
前田が鮮やかな先制点
後半は開始直後から、日本がゴールに迫る場面が目立ち出した。
後半11分、ついに日本が均衡を破る。FW上田綺世が足裏で背後に出したボールを、MF堂安律がゴール前に絶妙のスルーパス。走り込んでいたMF前田大然がこれを右足で蹴り込み、ゴールネットを揺らした。

画像提供, Reuters
この鮮やかな得点には、BBCの解説陣から称賛が続いた。
元アイルランド代表FWのクリントン・モリソンさんは、「これこそが私が目にしてきた日本、息をのむようなフットボールだ」とコメント。「堂安律のパスが抜群で、前田大然の走り込みも見事だ」とたたえた。
元イングランド代表FWのクリス・サットンさんは、「前田大然は魔法使いだ。見事なプレーで、これこそ日本という感じだった。連携が素晴らしかった。前田大然の走り込みは圧巻だ」と称賛した。
勝利しなければグループ2位までに入れないスウェーデンは、この失点で奮起したかのように、日本サイドに押し込む流れをつくった。
失点から6分後の後半17分、右サイドでボールを受けたFWアンソニー・エランガが内側に切り込み、ペナルティーエリア右隅付近から左足で鋭いシュート。ボールはゴール左に吸い込まれ、同点に追いついた。
スウェーデンはその後も攻勢を続け、たびたび日本のゴールに迫る。しかし、GK鈴木彩艶がそのたび見事な反射でボールをはじき返すなど、日本は堅守で追加点を許さなかった。
試合は1-1のまま終了となった。

画像提供, Reuters
「ブラジルはあまり喜ばないと思う」
試合後、日本代表の森保一監督は「できたら勝って1位上がりしたかったが、選手たちがこれまでの粘り強い戦いを崩さずに勝ち点1をもぎ取ってくれて決勝トーナメントに行けるので、自分たちのスタイルをさらに決勝トーナメントで発揮できればと思っている」とインタビューで話した。
終盤のピンチについては、「(鈴木)彩艶が最後止めてくれたが、みんながチームとして粘り強く守備しようということを最後まで切らさず、チームのコンセプトを発揮してくれた」と述べた。
ゴールを決めた前田は、「トラップだけ集中しようと思って、トラップがうまく決まったので、あとは流し込むだけだった」と得点場面を振り返った。そして、「うれしかったし、たくさんの人が応援してくれていたので、期待に応えられてよかったと思う」と話した。
この試合、DF長友佑都が後半30分から途中出場。W杯5大会連続出場を果たした初の日本人選手となった。長友は日本代表としての出場試合数を146に伸ばした。
日本はこれで、今大会ベスト32に入り、グループCを2勝1分けで1位通過したブラジルと対戦することが決まった。
ブラジルはW杯で過去5回優勝し、今大会でも優勝候補の筆頭格に挙げられる強豪だが、元イングランド代表のサットンさんは、「ブラジルは、この日本代表との対戦をあまり喜ばないと思う」とBBC番組でコメントした。
この日、日本に敗れたスウェーデンも、勝ち点を4に伸ばし、決勝トーナメント進出を決めた。
(英語記事 Live Reporting)











