南米エクアドル、大統領候補暗殺事件で元閣僚や麻薬カルテルのボスなどを起訴

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アレクス・フィリップス記者
南米エクアドルの検察当局は8日、2023年に大統領選挙の候補者が射殺された事件に関与した疑いで、閣僚経験者や麻薬カルテルのボスを含む7人を起訴した。
元内相のホセ・セラーノ被告は、2023年8月9日、選挙の数日前に首都キトで行われた選挙集会でフェルナンド・ビジャビセンシオ議員が殺害された事件に関与したとして告発された。起訴された7人には、同国で最も強力な犯罪組織の一つである麻薬カルテル「ロス・ロボス」を率いるウィルマー・「ピポ」・チャバリア被告も含まれる。ピポ被告は事件後、自身の死を偽装していたが、昨年スペインで逮捕された。
ジャーナリストから議員に転身したビジャビセンシオ氏は、反汚職の姿勢で知られていた。また、組織犯罪と政府関係者とのつながりを指摘した数少ない候補者の一人でもあった。数々の殺害予告を受けたため警護が付けられた後も、ビジャビセンシオ氏は公の場での選挙活動に姿を現し続けていた。
この事件をめぐっては2024年、「ロス・ロボス」に関係する5人が犯行を計画したとして収監された。このほか、銃撃犯とされる人物は現場で射殺され、他の6人は裁判を待つ間に刑務所で殺害されているのが発見された。
エクアドル検察庁が今月8日に名前を挙げた7人は、殺害に間接的に関与したとして告発されていた。その多くは「ロス・ロボス」と関係があった。
検察によると、このうち5人は現在、逃亡中とみなされているという。
セラーノ被告ともう1人が現在アメリカに滞在しているほか、元州議会議員の被告がヴェネズエラにいる。ピポ被告はスペインにとどまっており、身柄引き渡し要請が保留されている。
エクアドルの司法長官事務所は、被告らの逮捕と身柄引き渡しのため、国際刑事警察機構(インターポール)に、国際逮捕手配書に相当する「赤手配書」の発行を要請した。
エクアドルの法廷では現在、公判前審理が行われており、判事は検察側が本格的な裁判に進むに値する証拠を持っているかを判断する。
エクアドルは、世界最大のコカイン生産国であるコロンビアとペルーに挟まれた地理的位置にあるため、違法薬物の主要な通過国となっており、ロス・ロボスのような麻薬カルテルは汚職と暴力を用いて供給ルートを支配している。
ロス・ロボスは、メキシコの強力な「ハリスコ新世代カルテル」と深い繋がりがあると言われている。
2023年の大統領選に勝利した現職のダニエル・ノボア大統領は、犯罪組織との闘いで強硬な軍事的アプローチをとっている。












