サッカーのマンチェスター・シティー、財務規則違反114件で有罪裁定

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サミ・モクベル サッカー担当上級編集委員
サッカーのイングランド・プレミアリーグの調査委員会は25日、マンチェスター・シティーに対し、同リーグの財務規則への違反が疑われる事案115件のほとんどについて、有罪と裁定した。米紙アスレチックは、全容疑のうち1件を除いて、独立した調査委員会が有罪と判断したと報じている。制裁措置はまだ決まっていないという。
プレミアリーグは、コメントを控えた。
マンチェスター・シティーは、報道内容が正しいかどうかの質問に回答しなかった。代わりに声明で、「プレミアリーグのプロセスは現在も進行中で、完了すべき重要な要素がいくつか残っており、厳重な機密保持の対象となる」と述べた。
「当クラブは、プレミアリーグの理事会と執行部が、派閥的な影響を受けず、独立した公平かつ公正な規制機関として行動するという前提に基づき、8年間にわたり適正手続きを誠実に尊重してきた」とも表明した。
有罪裁定が出た場合、シティーは控訴する意向であることが、BBCスポーツの取材で分かっている。
プレミアリーグの他のクラブも、独立委員会の判断について通知を受けていて、賠償請求が可能かどうかの法的助言を求めているとみられる。
問題の背景は
プレミアリーグは2023年2月、4年間の調査にもとづき、マンチェスター・シティーが2009年から2018年の間に財務規則に100件以上違反した疑いがあると告発。調査を独立委員会に付託した。
非公開の聞き取りが2024年9月に始まり、約12週間後の同年12月に終了した。
プレミアリーグは、「クラブの財政状況について真実を公正に示す、正確な財務情報」を提供するよう求める規則にシティーが違反したと主張した。
対するシティー側は全ての容疑を強く否定。自分たちの立場は、「反論の余地のない包括的な証拠」による裏付けを得ていると主張した。
この訴えの対象期間中、シティーはプレミアリーグ優勝3回、リーグカップ優勝3回、コミュニティーシールド優勝1回、FAカップ優勝1回の計8回、優勝トロフィーを獲得している。
この期間の監督は、ロベルト・マンチーニ氏、マヌエル・ペレグリーニ氏、ペップ・グアルディオラ氏。グアルディオラ監督は10シーズンにわたりクラブを率いた後、2025~26年シーズン終了時に退任した。
シティーとプレミアリーグは昨年、別件でも法的に対立した後、和解に至っている。
リーグの定める関連当事者取引(APT)規則をめぐり、シティーは2024年6月にプレミアリーグを提訴した。APT規則とは、クラブのオーナーが関係する企業との商取引やスポンサー契約について、「公正な市場価値」とみなされる価格以上が支払われないよう、独立した評価を受けることを義務づけるもの。
独立仲裁委員会は2024年、シティー側の訴えを一部認めた。さらに、2025年2月には、プレミアリーグの2021年から2024年までのスポンサー契約に関する規則は「無効で執行不能」と判断した。この件ではシティーとプレミアリーグは2025年9月に和解。クラブ側は、APT規則が有効かつ拘束力を持つことを認め、両者は法的措置の終了で合意した。
115件の容疑とは
・2009~2010年シーズンから2017~2018年シーズンにかけて、正確な財務情報を提供しなかった不正申告54件。
・同時期に、選手および監督への支払いに関する正確な詳細情報を提供しなかった不正申告14件。
• 2013~2014年シーズンから2017~2018年シーズンにかけて、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)を含むUEFAの規則に違反した5件。
・2015~2016年シーズンから2017~2018年シーズンにかけて、プレミアリーグの収益性および持続可能性規則(PSR)に違反した7件。
・2018年12月から2023年2月にかけて、プレミアリーグの調査に協力しなかった35件。
英紙タイムズとサッカー財政専門家のキーラン・マグワイア氏は、リーグがシティーを告発した内容は130件にも上ると指摘しているが、BBCスポーツはこの情報を確認できていない。









