ネイマール選手に 「レイプされた」 女性がテレビで告発

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サッカーのブラジル代表FWで、フランス・パリサンジェルマン所属のネイマール氏(27)に強姦されたと、女性がブラジルのテレビで訴えた。
女性はナジーラ・トリンダーデさん。5月31日に、ネイマール氏に強姦されたと当局に被害届を出している。ネイマール氏は加害行為を否定している。
合意のつもりだったが…
テレビ局SBTブラジルのインタビューによると、トリンダーデさんは5月15日にパリのホテルで、ネイマール氏から「強姦と暴行」の被害を受けたという。
もともとネイマール氏に憧れ、セックスを望んでいた。ブラジルから飛行機でパリに行き、ホテルに滞在した。飛行機とホテルの費用は同氏が支払ったという。
ネイマール氏に会ったときの印象については、「攻撃的で、メッセージのやりとりを通して私が知るようになった男の子とは全く違っていた」と述べた。
トリンダーデさんは当初、合意の上でセックスをするつもりだった。コンドームを使うよう求めたところ、ネイマール氏は拒否。再び攻撃的になり、強姦に及んだという。トリンダーデさんは性行為をやめるよう言ったが、ネイマール氏は聞き入れなかったという。
SBTはインタビューの一部をツイッターで公開している(会話はポルトガル語)。

トリンダーデさんは自らについて、「普通の人。モデルで、インテリアデザイン学校の学生」、「娘であり母親」と話した。
自分の身に起きたことは暴行と強姦のどちらかと問われると、「強姦を伴った暴行」と答えた。
動画が浮上
両者については、ホテルの部屋でトリンダーデさんが撮影したとされる動画も浮上している。
この動画は、ブラジルのテレビ局TVレコードが公開。男女がベッドで横になり、その後、女性が立ち上がって男性をたたく場面が映っている。
男性は足を使って自らを防御。女性は「たたいてやる。理由はわかるはずだ。あなたが昨日、私を殴ったからだ」と声を上げている。

このやりとりからは、撮影時は男女が初対面ではなかったことがうかがえる。ネイマール氏はこれまで、トリンダーデさんと2回会ったと話している。
トリンダーデさんはSBTのインタビューで、ネイマール氏と初めて会って別れた後に、自分自身に何が起きたのかを理解し始めたと説明。何があったのかを証明し、「正義が欲しかった」から、もう一度ネイマール氏と会ったと語った。
ネイマール氏は否定
一方、ネイマール氏側は、被害届が出された当時にマネジメント会社が声明を発表。告発を「不当」と呼び、ネイマール氏は「恐喝未遂の犠牲者」だとして擁護した。
ネイマール氏自身も、恐喝を受けていると主張する約7分の動画をインスタグラムに投稿。ポルトガル語で「あの日起きたのは密室の男女の間の関係であり、どのカップルも同じだ。次の日はたいしたことは起きなかった。我々はメッセージのやりとりを続けた。彼女は(子どもへの)お土産を頼んできた」と話した。
この動画では、メッセージアプリ・ワッツアップでの長期にわたるやりとりも紹介。トリンダーデさんと交わしたものだと説明し、トリンダーデさんの私的な写真も公表した。
ネイマール氏はこうした記録を公表したことについて、「何もなかったことを証明する」ためだと述べた。
同氏が恐喝されたと主張していることについて、トリンダーデさんは、「正義を求めているのであり、金銭的な賠償を求めているのではない」と述べ、否定している。
広告をとりやめ
性暴力の告発が出たことを受け、米信販会社マスターカードは、ネイマール氏が出ている広告を一時とりやめると発表した。
ネイマール氏は5日、ブラジル代表としてカタールとの国際親善試合に出場。前半20分過ぎに負傷交代した。この試合について、これまでの選手生活で最も困難だったと述べた。
ブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領は、負傷したネイマール氏を病院に訪ね、ツイッターに写真を投稿した。ボルソラノ氏は「順調で素早い回復」を祈るとした。同氏はこれより前に、ネイマール氏について「難しい時間に直面しているが、彼を信じている」と表明していた。

ネイマール氏はトリンダーデさんの許可なく写真などを公開しており、プライバシー侵害の疑いで今後、捜査の対象となる可能性も浮上している。






