米アマゾン貨物機のオーバーラン、速度が速すぎると着陸前に操縦士が警告か

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ブランドン・ドレノン
米アマゾンの貨物機が、フロリダ州マイアミ国際空港で6日、着陸時に滑走路をオーバーランし、車両に衝突して炎上し5人が死亡した事故で、操縦士が着陸前、速度が速すぎると指摘していたことが、飛行データから明らかになった。
米国家運輸安全委員会(NTSB)の調査報告によると、操縦室で操縦士の1人が、もう1人に向かって、「機体の速度が速すぎる」と複数回警告した。当時、高度警報装置も鳴っていたが、「言葉による一貫した反応はなかった」という。
事故があった「プライム・エア7598便」(ボーイング767-300型機)の着陸速度は、時速292キロメートルだった。専門家らは上限に近いと指摘している。
この事故では5人が死亡、5人が負傷した。NTSBが中心となって調査が進められている。
NTSBは、滑走路に接近する際の機体の速度、高度、フラップの展開状況などの飛行データを公開した。更新された情報には、操縦士2人の会話の要約もあった。
その要約によると、操縦士の1人は「録音が残っている部分の全体にわたって」、速度に関して注意喚起をしていた。それに対し、整合性のない言葉の応答も続いたという。
更新情報によると、最後の数分間には「SINK RATE、SINK RATE」という自動アナウンスが響いた。これは降下速度に関して発せられる自動的な安全警告だ。
また、「TOO LOW TERRAIN」の自動アナウンスもあった。これは、着陸準備が整っていない状態で航空機が地面に近づきすぎていることを知らせる警報。
航空分野に詳しい法律家パブロ・ロハス氏は、NTSBの言う「整合性のない言葉の応答」が何を意味するのか、実際の録音を聞かずに判断するのは難しいと、BBCがアメリカで提携するCBSニュースに話した。
「しかし、これはある意味、この着陸前のアプローチが失敗に終わる運命にあったことを明らかにしている」
ロハス氏はまた、翼の後部に位置するフラップについて、「この事故のかなり後のほうで展開された」と、公開されたデータを基に指摘。「おそらく、パイロットらが速度が速すぎることに気付いたからだろう」と述べた。

今回の事故機は、滑走路をオーバーランした後、地上の設備に衝突。米フォードの白色バンにぶつかり、周囲のフェンスを突き破って滑走し続けた。
その後、トヨタ・カローラとも衝突し、滑走路を394メートル超えた地点で停止した。
死亡した5人は、バンに乗っていた航空機清掃作業員だった。マイアミ当局は6日、全員の身元を特定した。年齢は47~75歳だった。











