【2026年サッカー男子W杯】イングランド、ノルウェーに逆転勝ちでベスト4 ベリンガム2得点

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サッカー男子ワールドカップ(W杯)北中米大会の準々決勝、ノルウェー対イングランドの試合が米フロリダ州のマイアミスタジアムで11日午後5時(日本時間12日午前6時)すぎに始まった。延長戦の末にイングランドが2-1で競り勝ち、2大会ぶりの準決勝進出を決めた。MFジュード・ベリンガムが2得点を決め、今大会通算得点を6点にした。イングランドは、この試合の後に行われたアルゼンチン対スイス戦に3-1で勝ったアルゼンチンと、15日(日本時間16日)に対戦する。
決勝トーナメントで強豪ブラジルを下して準々決勝に初めて進んだノルウェーは、試合開始36分でMFアンドレアス・シェルデルップが1点目を決めるなど、ゴール前でイングランドに圧力をかけ続けた。

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しかし、セットプレーからDFトルビョルン・ヘッゲムが後半10分に押し込んだノルウェーのゴールについて、フランス人のクレマン・トゥルパン主審がビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を使用。FWアーリング・ハーランドがイングランドのMFエリオット・アンダーソンを両手で押したプレーについて、ファウルと判定した。このため、ノルウェーにとって貴重な2点目のゴールが取り消された。
前半には、イングランド主将のFWハリー・ケインがゴールしたものの、オフサイドをとられた。

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イングランドのMFベリンガムは前半追加時間、左サイドからのパスを受け、そのままペナルティーエリアに攻め込み、得点した。
さらに延長前半3分に、相手GKがはじいたシュートを、ゴール近くに詰めていたベリンガムが右足で蹴り込んだ。これが決勝点となった。

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BBCスポーツのフィル・マクナルティー・サッカー主任記者は、この試合のイングランドは対メキシコ戦に比べて精彩を欠いたとしつつも、「ベリンガムがいるところに希望ありだ。レアルマドリードのスターはまたしても、重要な試合を決定する瞬間を提供した」と指摘。
前半追加時間でのゴールについては「見事な技術で同点を決めた後の、ベリンガムの反応が素晴らしかった。ただ向きを変えてプロらしく淡々とセンターサークルに走って戻ると、イングランドのファンを盛り上げた」と書いた。
ベリンガムはこの試合の最優秀選手に選ばれた。

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15日午後(日本時間16日朝)にアトランタ・スタジアムで行われる準決勝は、イングランドにとって4度目のW杯準決勝となる。前大会の覇者アルゼンチンと2005年以来初めて対戦する。
1990年の西ドイツ戦、そして2018年のクロアチア戦での準決勝敗退を乗り越え、60年ぶりのW杯優勝が実現できるか、いよいよ注目される。
試合後に選手たちは
ベリンガムは試合後、BBCスポーツに対して「まったくイングランドらしい、お手本のような試合だった。ボールを回して何百万回もチャンスを作るという試合ではなくて、闘志とスピリットにおいてお手本のような試合だった」と述べ、「『最高のプレーじゃなかった』という人もいるだろうが、そういう人はこういう試合がどれだけ難しいか分かっていない。マイアミは信じられないほど暑くて、湿度も高くて、試合終了のころにはもうみんな、完全にばてていた」と明らかにした。
さらに、「1-0で負けていようが2-0で負けていようが、次の1点を取りたいという気持ちは変わらない。だからいろいろな感情や思いが頭をよぎっても、自分は冷静でいられる。自分の力を信じているし、それ以上にチームメイトの力や努力を信じているから」とも話した。
その上で、15日の準決勝に向けて、準備を始めると話した。
イングランドのケイン主将はBBCラジオに対し、「暑さと湿度」が厳しかったと言い、「自分にとっては、メキシコ戦よりも大変だった。チームは時々、質の高いプレーも見せたが、まだ足りない。最終的には勝つ方法を見つけたけれども、最高のパフォーマンスでなかったことは分かっている。それでも自分たちはワールドカップ準決勝に進んだ。またしても違いを生んだのは、完璧なタイミングで2ゴールを決めたジュード(・ベリンガム)だった。おかげで勝てた」と話した。
ケインはさらに、「今の時代のイングランド代表はとても成功している。なので、(優勝という)線を越えたい。今となってはそれが、欠けているピースだ。その扉を僕たちはたたいている。大事な1週間だ。この大会は残り8日だ。このチームはこれまで6週間、ずっと一緒にいた。その間ずっと優勝エンブレムへの欲求をとことん示してきた。いつもと同じで、またやるだけだ」と話した。

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今大会を通じて世界的に注目の高まったノルウェーのハーランドは試合後、「僕たちがこれほど良い結果を残し、それがノルウェーの人々を一つにしたことに感動している。自分たちの国と、そしてここで、自分たちはとても前向きな喜びを経験した」と話した。
さらに、「ノルウェーを世界の舞台に押し上げ、世界最高のチームの一つとして確立したいと思っている」と抱負を示し、「自分たちはここで、ノルウェーの存在を世界に示したと思う」と述べた。
ノルウェーの得点を決めたシェルデルップは、「残念ながら、僅差の部分で僕たちに不利だったし、流れも味方しなかった。レフェリーのいくつかの判定も、少し苦いものだった。完敗したなら、話は少し違ったと思う」と悔しさをにじませた。
イングランド監督は辛口
イングランド代表のトーマス・トゥヘル監督は試合直後、英ITVに対し、「今日は自分たちで自分たちの試合を非常に、非常に難しくしてしまった。結果は素晴らしい。ベスト4だ。驚くべきことだ。しかし、あらゆる面でパフォーマンスには満足していない」と述べ、「選手たちは真剣だが、プレーの仕方や試合運びによって自分たちで苦しい状況を作ってしまった。雑だったし、技術的なミスも多かった。スピードも足りなかったし、繰り返しの動きも十分ではなかった。今日は運が良かった」と辛口に話した。
監督はその後、BBCラジオに対して、「とても蒸し暑かった。太陽が出ていなかったのはかなり幸運だったと思う。120分間、ずっと苦しんでいたのは見ていて分かったと思う。選手たちは苦しみながら、再び(山を)登り切った。チームスピリットと信念には最大限の賛辞を送りたい。選手たちは勝つ方法を見つけ出して、それをもぎ取る。本当に素晴らしい」と称賛した。
ベリンガムについては、「あれこそまさに、とても優れた選手のすることだ。厳しい局面で現れて、決定的なゴールを決める。何度も何度も結果を残す。彼には最大限の称賛を送りたい。またしても決定的なパフォーマンスだった。本当に見事だ」とたたえた。

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