【2026年サッカー男子W杯】 イングランドがメキシコに勝ちベスト8、べリンガムが2ゴール ブラジルはノルウェーに敗退

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ポール・マクナルティー・サッカー担当主任記者(メキシコシティー・スタジアム)
サッカー男子ワールドカップ(W杯)北中米大会は5日(日本時間6日)、メキシコのメキシコシティー・スタジアムでノックアウトステージ(決勝トーナメント)2回戦があり、イングランドが3-2でメキシコに勝利し、ベスト8入りした。
イングランドは今大会最高のパフォーマンスを見せ、共催国メキシコに劇的な勝利を収めた。準々決勝ではノルウェーと対戦する。
この夜の試合は、激しい嵐の影響で開始が1時間遅れたが、まさにスポーツの醍醐味あふれる一戦となった。トーマス・トゥヘル監督率いるイングランドは、後半早々にDFジャレル・クアンサが退場処分を受け不利な状況に陥りながらも、それを乗り越え、近年でも屈指の好勝利を収めた。
メキシコはこの日の試合まで、エスタディオ・アステカ(メキシコシティー・スタジアム)では、公式戦89試合を戦ってわずか2敗と、圧倒的な勝率を誇っていた。
しかし、イングランドは序盤から冷静な戦いぶりを見せた。そして、前半終了前の98秒間に、この試合で素晴らしいプレーを続けたMFジュード・ベリンガムが2得点を挙げ、試合の主導権を握った。
イングランドのGKジョーダン・ピックフォードも絶好調だった。メキシコのFWラウル・ヒメネスのシュートを2回、見事にセーブした。ただ、前半終了3分前にメキシコのFWフリアン・キニョネスが放った力強いシュートは止められず、メキシコに1点を返された。
メキシコは地元ファンから、絶え間ない大声援の後押しを受けた。メキシコのDFヘスス・ガヤルドに危険なタックルをしたイングランドのクアンサが退場処分を受けると、その声はいちだんと高まった。
そうしたなかでイングランドは、FWアンソニー・ゴードンがメキシコのGKラウル・ランゲルに倒される。これでPKを得たイングランドは、FWハリー・ケインがゴールを決め、再び2点差のリードとした。
イングランドは試合の流れを取り戻したかと思われたが、ケインが自陣のペナルティーエリア内でメキシコのMFブライアン・グティエレスの足を蹴り、PKを献上。これをヒメネスが決め、再び1点差となった。
イングランドにプレッシャーがのしかかり、スタジアムが熱狂的な雰囲気に包まれるなか、イングランドのトゥヘル監督はダン・バーンとジェド・スペンスの2人のDFを投入。5バックの布陣に戻し、11分間のアディショナルタイムを乗り切って、見事な勝利を収めた。
イングランド分析:メキシコ本拠地で見せた成熟ぶり

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この夜の試合は、メキシコのサッカー史上最大の試合と称された。そうしたなか、イングランドは、メキシコにとっての象徴的スポーツ競技場で何が待ち受けているのか、十分に認識していた。
トゥヘル監督率いるチームは、標高7000フィート(約2130メートル)を超えるこの会場で、あらゆる競技場の中で最も過酷な雰囲気の一つに直面した。その状況で、成熟さ、高い技術、不屈の精神を示し、今後につながる大きな自信と信念を得た。
イングランドは主力選手たちが期待に応えた。なかでもベリンガムは、素晴らしいプレイを見せた。2ゴールを決めただけでなく、ハーフタイム直前にはメキシコのDFセサル・モンテスが試合を2-2に戻すかと思われた決定的な場面で、見事なタックルをぎりぎりのタイミングで繰り出し、ゴールを阻止した。
トゥヘル監督も高い評価に値する。イングランドが陣形を深く引き、メキシコの激しい攻勢の勢いを削ぐというゲームプランを立てた。熱狂的なサポーターの声援に後押しされたメキシコに揺さぶられる場面もあったが、総じてうまくいった。
メキシコは11分間のアディショナルタイムで猛攻を仕掛けてきたが、イングランドの選手らは体を張って守り抜き、記憶に残る勝利を勝ち取った。
GKピックフォードが最高のプレー
イングランドのGKピックフォードは今大会でこれまで、時折不安定な様子を見せていた。ベスト32戦のコンゴ民主共和国との試合では、早い段階でニアポストでゴールを許した(試合は2-1で勝利)。しかしこの日は、スタジアム内のプレッシャーが最高潮に達した局面で、代表キャリアにおいて最高の活躍をした。
プレミアリーグ・エヴァートンのGKを務めるピックフォードはこの日、W杯通算17試合目の出場を果たした。これで、元イングランド代表のピーター・シルトン氏がもつ、イングランド男子の史上最多出場記録に並んだ。さらに、なぜピックフォードが代表チームにおいて不動の正GKでい続けるのか、見事に示した。
メキシコが早い時間帯に得点を狙って攻勢を強め、ヒメネスがヘディングシュートを放つと、ピックフォードは左に飛んでこれを見事にセーブ。さらにハーフタイム直前、メキシコが勢いを増すなかで再びヒメネスが放ったシュートを、今度は右上に高く飛び上がって防ぐなど、卓越した運動能力を示した。
ピックフォードは、メキシコが攻勢を強める状況で、特に試合終了間際において、自陣ゴールに迫るすべてのシュートを制し、見応えのあるプレーを見せた。
ノルウェー、優勝候補ブラジルを破る

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今大会はこの日、決勝トーナメント2回戦がもう1試合あり、ノルウェーがW杯5回優勝のブラジルを2-1で破り、初の準々決勝に進出した。
ブラジルが準々決勝に到達せずにW杯から姿を消すのは、1990年イタリア大会以来。
ノルウェーのエースストライカーのアーリング・ハーランドが2ゴールを決めた。これでハーランドは今大会7得点とし、得点王争いでリオネル・メッシ(アルゼンチン)、キリアン・エムバペ(フランス)と並んでトップに立った。
イングランドのケインはこの日の1ゴールで6得点とし、4位につけている。
5日までにベスト8入りを決めたのは、イングランドとノルウェーに加え、モロッコ(カナダに3-0で勝利)、フランス(パラグアイに1-0で勝利)の計4チーム。6日と7日(日本時間7日と8日)に、残りのベスト16戦4試合がある。











