トランスジェンダー選手の女子学生スポーツへの出場禁止を支持 米最高裁

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アメリカの連邦最高裁は6月30日、トランスジェンダーの女性が学校の女子スポーツ競技に出場するのを、州が禁止できるとする判決を出した。
最高裁は、アイダホ州とウェストヴァージニア州の学生が別々に起こした訴訟を審理した。これら2州は、公立学校と大学のスポーツチームに、選手らが出生時に記録された性別に従って競技に出るよう義務付ける法律を制定している。
これにより、トランスジェンダーの女性(出生時に男性と記録されているが、自分を女性だと認識している人)は、学校の女子スポーツ競技に出場することが禁じられている。アイダホ州が2020年にこうした禁止規定を定めて以来、20以上の州が続いている。
片方の訴訟は、禁止規定について、米憲法の平等な権利保護に違反していると主張。もう片方は、公民権法と相反するとした。
最高裁はこの日、判事9人全員の意見として、州の禁止規定は、学校での性に基づく差別を禁止する公民権法第9編(タイトルIX)に違反しないとの判断を示した。
一方、米憲法修正第14条が定める法の下での平等な保護の保証に反しているかをめぐっては、保守派判事6人は反していないとしたが、リベラル派の3人は反しているとした。
判決を書いた保守派のブレット・キャヴァノー判事は、「憲法とタイトルIXは、米全土での女子スポーツの見直しを求めるものではない」とした。
これに対し、リベラル派のソニア・ソトマイヨール判事は、多数意見がスポーツに対して「平等保護の狭義の解釈」を適用したと、反対意見で述べた。

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ドナルド・トランプ大統領は、今回の判決を「大勝利」とソーシャルメディアで称賛した。妻のメラニア・トランプ氏もソーシャルメディアで、女性スポーツ界の勝利だと祝福。同時に、同性愛者やトランスジェンダーの国民の権利も支持すると付け加え、「どちらの理想も大事だ」と書いた。
トランプ氏は2024年大統領選で、トランスジェンダーのアスリートの問題を争点の一つに設定。 大統領復帰後の昨年、トランスジェンダーの女性が学校の女性スポーツで競技することを禁止することを目的とした大統領令に署名している。
ウェストヴァージニア州のJB・マッカスキー司法長官は、今回の判決について、常識の勝利だと評価。「現在および将来の女性アスリートの公平性と安全を確保するための明確さと自信」をすべての州に与えるものだとした。
一方、LGBT(性的少数者)コミュニティーを支援する団体「ヒューマン・ライツ・キャンペーン(HRC)」のケリー・ロビンソン会長は判決を批判。「ありのままの自分でいるだけで傍観を強いられているトランスジェンダーの学生アスリートにとって、この判決は悲痛だ」と述べた。










