カナダ軍基地で大規模火災 4人死亡、数十人が負傷

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ジェシカ・マーフィー・カナダ・デジタル編集長、ナディーン・ユーシフ・カナダ担当上級記者(エドモントン)
カナダ西部アルバータ州にある軍基地で17日午後、大規模な火災があり、軍関係者4人が死亡、数十人が負傷した。マーク・カーニー首相は18日、首都オタワで国民に向けて演説し、「平時におけるカナダ軍にとって最悪の悲劇の一つ」だと述べた。
火災は現地時間17日午後4時ごろ、同州ウェインライトの基地で発生。すでに鎮圧している。出火原因はまだ不明だが、当局は「テロ活動」とは関係がないとしている。ウェインライト基地はカナダ軍の訓練基地の中でも特に多用される施設の一つ。
カーニー首相は、「国は、亡くなった勇敢な軍人たちを悼んでいる」と述べ、軍と救急隊員が「想像し得る最悪の状況」の中、夜を徹して消火活動に当たったのだと話した。
カナダ軍は18日早朝の声明で、「現在も捜査中だが、現時点でテロ活動による結果だとうかがわせるものはない」と明らかにした。
ウェイド・ラトランド少将は記者会見で、「石油・ガスのインフラにかかわるものではないし、あるいは外部からの干渉によるものではないと考えている」と述べた。
ラットランド少将は、火災発生時には歩兵部隊の兵士たちが手投げ弾と攻撃の訓練場で「実弾を用いた高強度戦闘訓練」を実施していたと話した。兵士10人が模擬の敵を攻撃するのが、訓練内容だという。
「ウェインライト訓練区域には、グレネードランチャー、手投げ弾、小火器、弾薬など、多数の兵器が運び込まれていた」と少将は説明した。
この訓練区域から約1キロ離れた野原で火災が発生し、攻撃対象の範囲に向かって延焼した。出火原因は現在調査中。
少将は、「当時、訓練区域全体で複数の訓練活動が行われていた」、「異常に強い風によって火災が急速に広がり、訓練場の管理区域の方へ方向を変えた」と説明した。
BBCの取材で、モーガン・ウォン軍曹、ショーン・ファレル二等兵、エイダン・ゴールディング二等兵、ヘイデン・リッケマーク二等兵が死亡したことが分かった。
アルバータ州のダニエル・スミス州首相は18日夜の記者会見で、病院で治療を受けている負傷者39人のうち、少なくとも19人が重体だと明らかにした。
ウェインライトのブルース・ピュー町長はBBCに対し、消防隊と救助隊は火が再燃する可能性に備えて現場にとどまっていると話した。
ピュー町長はBBCに対し、17日に基地から大砲の音が相次ぎ聞こえた後、突然止まったのだと話した。基地から大砲の音が聞こえるのは、珍しいことではないという。
砲撃音が止まった後、地元の緊急サービスが総力を挙げて対応にあたる状況になったと知らされたのだという。
当局によると、訓練場で被害にあった死傷者には、プリンセス・パトリシア・カナディアン軽歩兵連隊の兵士や予備役が含まれる。
アルバータ州の州都エドモントンの東約210キロにあるウェインライト基地は、カナダ軍が実弾射撃訓練を行う主要基地の一つで、カナダ軍および同盟国の部隊が駐留している。通常、基地内には軍人約690人と文民300人が勤務している。
火災の被害者は、エドモントンにあるロイヤル・アレクサンドラ病院に搬送された。同病院は当初、多数の死傷者が予想される災害対応プロトコル「コードオレンジ」を発令したが、これはその後、解除された。
同病院の救急医、ウォーレン・サースク医師は、カナダのCBC放送に対し、今回の火災による負傷者らがウェインライトの医療施設を「完全に圧倒した」と話した。

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州保健当局は18日に声明で、地上救急車22台、固定翼機6機、回転翼機2機を含む計30部隊をウェインライトに直接派遣したと発表した。
ウェインライト・ヘルスセンターの長期療養施設で暮らすブランドン・シモンズ氏はロイター通信に対し、「コード・オレンジ」が発令されると、看護師たちはすべての仕事を放り出し、すぐにストレッチャーや担架、医療機器をつかみ、正面玄関へと駆け出したのだと話した。
救急車は「一晩中」次々とやって来たという。
「あの車の中から聞こえてきた人々の叫び声は、今後絶対、頭から離れない」とシモンズ氏は振り返り、「まるで戦争映画のワンシーンのようだった」と述べた。
(追加取材:リサ・ランバート)









