イギリスで今年最高気温の36.7度に 「赤色」高温警報が続く

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イギリスで25日午後に36.7度という記録的な気温が観測された。イギリス気象庁によると、観測開始以降で6月の最高気温を2日連続で更新した。気象庁は、命への危険を警告する異例の「赤色」高温警報の期間を3日連続で延長した。
イギリス気象庁の暫定統計によると、イングランド南西部サマセットのメリーフィールドで25日午後、記録されている6月の気温としては過去最高の36.7度に達し、今年一番の暑さとなった。
気象庁によると、今週に入り複数の気象台が、これまでの最高記録より高い気温を観測している。24日にはイングランド南部ハンプシャー・ゴスポートで36.1度を記録した。
昨年までは、1976年6月28日と1957年6月29日に観測された35.6度が、6月の最高気温だった。
ウェールズでは、カーディフのビュートパークの暫定気温が35.9度と、今年の最高気温と6月の史上最高気温を記録した。これまでのウェールズの6月の最高気温は2000年に観測された33.7℃だった。
スコットランドのスリーヴ、ダンフリース、ギャロウェイでも31.2度と、今年一番の暑さとなった。
北アイルランドでは、ティロン州カッスルダーグで今年最高の30.8度を記録した。
気象庁は25日午後、イングランドの南部、中部、西部、およびウェールズの一部で、命に危険をもたらす可能性のある高温を警告する、異例の「赤色」高温警報の期間を初めて3日連続で延長した。ロンドンとイングランド南東部の一部では26日午後9時まで警報が続く。
暑さのため、イングランドとウェールズでは2400以上の学校が休校となっているほか、イングランド南東部ケントでは「高温と記録的な水需要」を理由に、屋外での水まきや洗車など散水のためのホース使用が禁止された。電車の運行にも影響が出ている。
イギリス鉄道ナショナル・レイルは、26日に赤色またはオレンジ色の気象警報区域からの出発は、どうしても必要な場合に限るよう呼びかけている。

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イギリス気象庁は、ほとんどの人に対する「深刻な病気や生命への危険につながる」健康への悪影響、労働慣行や日常業務の大幅な変更、電力損失による熱に敏感なシステムの故障リスク、熱波による輸送の遅延などを、予測しておく必要があるとしている。
消息筋によると、イギリスの少なくとも6地域で、国民保健サービス(NHS)が、熱波による重大事案発生を報告。猛暑のせいでITシステム、がん機器、臨床検査、スキャナーに問題が発生したという。
また、ロンドン救急車サービスによると、「極度の高温」のため、首都全域で生命を脅かす緊急事態の件数が過去最高を記録した。
ウェールズでは、24日に海水浴場で海に入った50歳の男性がその後に死亡したと、サウスウェールズ州警察が25日に発表した。アベラヴォンで午後4時25分頃、水中で医療援助を必要とする男性がいるとの通報にあり、救急隊が対応したという。死因に不審な点はないという。
「ヒートドーム」現象
こうした状況は、上空に強い高気圧が長期間停滞し、大気中に熱が閉じ込められる「ヒートドーム」現象が西ヨーロッパで発生していることによるもの。
しかし科学者たちは、気候変動が状況を悪化させていると警告している。
英レディング大学の上級研究員、アクシャイ・デオラス博士は、「気候変動は大気に余分な熱をもたらし、極端な気温が以前よりもはるかに激しくなっている」と説明する。
イギリス気象庁によると、2015年~2024年の間に、イギリスで30度を超える日数は、1961年から1990年の平均と比較して3倍以上になった。











