ウクライナとモルドヴァの国境検問所をロシアのドローンが攻撃、2人殺害

夜の写真で、ひしゃげた建物の奥が赤く光っている。手前に、大破して灰色になった車両が2台並んでいる

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画像説明, ウクライナとモルドヴァの国境検問所がロシアのドローンに攻撃され、大きな被害が出た(9日、スタロコザチェ国境検問検問所)
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ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は9日、ウクライナとモルドヴァの国境検問所をロシアのドローンが攻撃し、2人を殺害したと述べた。

ウクライナ南西部オデーサ州のオレグ・キペル知事は同日、8日から9日にかけての夜間攻撃で、スタロコザチェ国境検問所が攻撃され、2人が殺害されたほか、3人が負傷したと明らかにした。

モルドヴァ外務省によると、モルドヴァ人の運転手も負傷した。

攻撃を受けて、検問所は一時閉鎖された。現場の写真には、破壊された建物のがれきや、焼け焦げた車が数台写っている。

ゼレンスキー大統領は、検問所攻撃を受けて、国際社会の支援を改めて呼びかけ、「これ以上の拡大を防ぐため、この攻撃を今すぐここで止めなければならない」と強調した。

この攻撃のほか、ウクライナ当局によると、首都キーウではロシアのドローンが9階建ての建物に衝突し、女性1人が死亡、子供2人を含む14人が負傷した。また、北東部スーミではドローンがショッピングセンターを攻撃し、3人が死亡した。

スーミ州のオレグ・フリホロフ知事によると、ショッピングセンターへの攻撃では負傷者が20人に上った。

他方、ロシア当局によると、ウクライナ軍のドローン攻撃により、黒海沿岸のロシアの港湾都市ノヴォロシースクで子供を含む4人が死亡した。また、北極圏の都市ノヴィ・ウレンゴイの工業施設もドローン攻撃を受けた。

「スタロコザチェ」と書かれたレンガ造りの建物の前の駐車場に、細かい破片が散乱している

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画像説明, スタロコザチェ国境検問所は、キーウから南約500キロにある

ウクライナの南西に隣接するモルドヴァは、紛争に巻き込まれるケースが増えている。ヴァシレ・トファン首相は、今年8月だけで17機のドローンが自国領内を攻撃したことを認めた。これは昨年1年間の攻撃の総数を上回る。

「こうした脅威を無視したり軽視したり、攻撃者の名前を明かそうとしない者は、現実を否定している」と、首相はソーシャルメディアに書き込んだ。

「この戦争を始めたのはロシアだ。責任を負うのはロシアだけだ」

ロシアは2022年2月、ウクライナへの本格的な侵攻を開始した。

ウクライナはロシア各地を攻撃

ロシア国防省は9日、ロシア軍が夜間、ウクライナのドローン596機を撃墜したと発表した。

ロシア南部クラスノダール地方のヴェニアミン・コンドラティエフ知事は、「夜間の大規模な敵のドローン攻撃」があったと述べた。特に被害が集中したのはノヴォロシースクで、4人の死亡に加え、29人が負傷し、住宅、教会、幼稚園にも被害が出たと報告されている。

ロシアの北極域にあるヤマル・ネネツ自治管区のノヴィ・ウレンゴイでは、「工業施設」に対するドローンを迎撃したと、ドミトリー・アルチュホフ知事が述べた。 落下したドローンの残骸が火災を引き起こしたが、負傷者は出ていないという。

ウクライナ軍は9日、ウクライナ国境から3000キロ以上離れたロシア国内に位置する主要な石油精製施設のノヴォレンゴイスキーZPKTを攻撃したと発表した。この施設の石油製品とガス凝縮液が、ロシアの戦争遂行に使われていると、ウクライナ軍は説明した。

一連の攻撃に先立ち、8日にはロシアのウラジーミル・プーチン大統領とアメリカのドナルド・トランプ大統領が電話で会談し、戦争終結に向けた取り組みについて話し合っている。

トランプ政権はロシアとウクライナの直接対話を強く求めており、ウクライナ側は今月中にも実現可能だと述べている。しかし、ロシア政府は、日程や場所について話し合うのは時期尚早だとしている。

米ロ大統領同士の電話会談の前には、トランプ氏の特使のスティーヴ・ウィトコフ氏とジャレッド・クシュナー氏が5日にロシア・モスクワ、6日にウクライナ・キーウを訪れ、両国の大統領と会談した。