アメリカ、安保理会合で仏大使の発言中に退席 権威主義国家と同列視されたことに抗議

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国連安全保障理事会のウクライナとロシアの戦争に関する緊急会合で27日、フランスのジェローム・ボナフォン国連大使が発言する際にアメリカ代表団が退席した。人権をめぐる採決に関し、フランスがアメリカを権威主義国家になぞらえたことに抗議したかっこう。
フランスとアメリカの外交上の対立は、24日に実施されたフォルカー・トゥルク国連人権高等弁務官の任期延長をめぐる採決で、アメリカが北朝鮮やロシアと共に反対票を投じたことがきっかけ。
24日の採決後、フランスの国連代表部は、アメリカを北朝鮮やロシアになぞらえるかたちで批判した。同代表部は「アメリカはかつては人権の灯台だった。今はもう違う」とソーシャルメディアに投稿した。
これに対し、アメリカのマイク・ウォルツ国連大使は、民主主義国家に「説教」する一方で「世界最悪の抑圧者たちに取り入る」人権高等弁務官をフランスが支持したと非難した。トゥルク氏への批判が具体的に何を指しているのかは説明しなかった。
トゥルク氏はこれまで、ロシアによるウクライナでの戦争や、パレスチナ・ガザ地区でのイスラエルの軍事行動を批判してきた。
アメリカのダン・ネグレア国連経済社会理事会担当大使は、フランスが「見下したような、無礼な発言を撤回する」まで、同様の抗議を続けると述べた。
トゥルク氏の2期目続投をめぐる争いは、米政府と国連の間の緊張を映し出している。トゥルク氏の続投は、賛成144カ国、反対10カ国、棄権13カ国で承認された。
アメリカのドナルド・トランプ政権は、国連機関への資金拠出を削減し、数十の関連機関から離脱している。
アメリカのジェフ・バートス国連管理改革担当大使は24日、トゥルク氏の再任を批判し、「手続き上の越権行為、密室取引、国連ポストの悪用を容認する」会合には「相応の結果が伴うことになる」と述べた。
「アメリカは(国連への)関与や参加、資金拠出を直ちに見直す」と、バートス氏は表明した。
一方、フランスのボナフォン大使は、トゥルク氏について、1期目に「厳格さと公平性」を示した「良心の声」だと評価した。
国連のファルハン・ハク副報道官は、米代表団の退席についてはコメントを控えたが、国連はすべての加盟国が決定を尊重することを期待していると述べた。















