ドイツ、国連安保理・非常任理事国選で落選 「苦い敗北」の原因はロシアと

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国連総会で3日、安全保障理事会(15カ国)の非常任理事国(10カ国)のうち、今年末で任期を終える5カ国の後任を決める選挙が行われた。ポルトガル、オーストリアなどが選出されたが、ドイツは落選した。
ドイツのヨハン・ヴァーデフール外相は、同国が非常任理事国入りを逃したことについて、ロシアの全面侵攻が続くウクライナや、複数の国・地域と交戦状態にあるイスラエルを支持していることが、票を失う一因となった可能性があるとの見方を示した。
3日夕に実施された非常任理事国選の後、ヴァーデフール氏は、ポルトガルやオーストリアに敗れたことを「苦い敗北」と形容した。
「我々がウクライナを強力に支持し、ロシアが安全保障理事会でそのような声を望んでいないという事実がある」とヴァーデフール氏は述べ、ロシアがドイツに反対する感情をあおってきたことは「周知の事実」だと付け加えた。
国連安保理は、中国、フランス、ロシア、イギリス、アメリカの常任理事国5カ国と、拒否権を持たない非常任理事国10カ国(選挙で選出、任期2年)で構成される。
ヴァーデフール氏は、「我々は特定の問題について常に明確な立場を取ってきたが、そうした立場をすべての加盟国が共有しているわけではない」と述べた。
そして、「中東紛争において、ドイツが常に、イスラエルに対して特別な責任を負わなければならないという事実もまた、票を失う一因となった可能性がある」とした。
ヴァーデフール氏は、ドイツが非常任理事国選に立候補するのが遅かったことも、敗因の一つだとの認識を示した。
ロシアはこれまでのところ、ドイツの非常任理事国入りに反対するよう働きかけたとする非難について、反応していない。
非常任理事国は地域ごとに選出され、「西欧そのほか枠」(2カ国)にはドイツ、ポルトガル、オーストリアが立候補した。ポルトガルが134票、オーストリアが131票を獲得したのに対し、ドイツは104票にとどまった。
ほかの地域枠からは、キルギス、トリニダード・トバゴ、ジンバブエが非常任理事国に選出された。
安保理は、制裁の発動や武力行使の承認など、法的拘束力を持つ決定を下せる唯一の国連機関。
その非常任理事国入りを逃したことは、フリードリヒ・メルツ独首相にとって痛手と言える。
メルツ氏は自らを、国際部隊におけるドイツの地位を高めることができる人物だとアピールしてきた。しかし、国内では苦境に立たされ、今や国外でも恥をかいていると、独野党は批判している。
非常任理事国選の結果を受け、メルツ氏は、ドイツは今後も安保理の国際システムを強力に支持し続けると述べ、オーストリアとポルトガルを祝福した。
「今回の結果は、国連で我々が直面する課題を変えるものではない。ドイツは引き続き、この多国間システムの信頼できる支柱であり続ける」と、メルツ氏は述べた。











