ウクライナ、ロシア深部の軍需工場をミサイル攻撃

煙が立ち上る灰色の建物を捉えた、不鮮明な映像の静止画

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画像説明, ウクライナ軍のミサイル攻撃を受けたとされるロシア・チュヴァシ共和国チェボクサルの軍需工場(10日)
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ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は10日、ウクライナ軍が夜間にロシアの奥深くを空爆し、主要な軍需工場にミサイルが直撃したと発表した。

ゼレンスキー氏によると、巡航ミサイル「FP-5フラミンゴ」が、ロシアとの戦争の前線から900キロ以上離れたチュヴァシ共和国の都市チェボクサルにある、ドローン・ミサイル製造工場を直撃した。ロシアの地元当局は、同市へのミサイル攻撃で3人が負傷したと発表した。

ウクライナは、ロシアの占領下にあるウクライナのアゾフ海沿岸の街マリウポリの港や、ロシア・サマラ州の製油所1カ所、黒海を航行するいわゆる「影の艦隊」に属する石油タンカー1隻も攻撃したと発表した。

ウクライナ軍はここ数カ月、ロシア各地の重要施設を狙ったドローン攻撃を強化している。

ウクライナ政府は、ロシアが戦争を継続するうえで必要なエネルギー関連施設は、正当な標的だと主張している。ただ、ロシアの奥深くの領土がミサイルで攻撃されることはまれだ。

ロシア軍は、自国の防空部隊が夜間に、複数の地域の上空でウクライナのドローン326機を迎撃または撃墜したと発表した。

一方でウクライナ空軍は、同じ時間帯にロシアが発射したドローン207機のうち181機を撃墜したと発表した。また、国内14カ所に計21機が直撃したことも認めた。

ウクライナの地元当局によると、過去24時間にウクライナの4地域で少なくとも2人が死亡し、子ども2人を含む26人が負傷した。

石畳の上に黒いドローンの残骸のようなかたまりが落ちている。近くには黒の防弾チョッキとヘルメットを着けた人や、蛍光イエローのベストを着けた人などが立っている。奥には白い外壁の一部が黒くなっている建物が見える

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画像説明, ロシアのドローン攻撃を受けたウクライナ北東部ハルキウ市で活動する警察の専門部隊(10日)

ゼレンスキー氏は10日、メッセージアプリ「テレグラム」への投稿で、「夜間にウクライナのFP-5フラミンゴが、占領軍にドローンとミサイルの部品を供給しているチェボクサルの軍需工場を攻撃した」と述べた。

さらに、標的に向かって飛行するミサイルや、施設から立ち上る煙を捉えたとされる動画も公開した。

ウクライナ軍はその後、ロシアの軍需企業VNIIRプログレスの工場を攻撃し、火災が発生したと発表した。

チュヴァシ共和国のオレグ・ニコラエフ首長は、チェボクサルが攻撃され、3人が負傷したと報告した。軍需工場が被害を受けたかどうかは言及しなかった。

FP-5フラミンゴ・ミサイルは1150キログラムの弾頭を搭載し、射程は3000キロメートルとされる。ロシアの首都モスクワを含む主要都市が射程圏内に含まれることになる。

ウクライナは西側の友好国とともに、2022年にロシアが開始した全面侵攻の代償を最大化し、ロシア政府に妥結を迫るため、ほかの種類のミサイル開発も積極的に進めている。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はこれまでのところ、すべての交渉の提案を拒否している。

先週にはゼレンスキー氏が、戦争終結のために直接会談を呼びかけたが、プーチン氏はゼレンスキー氏と会談することに何の意味も見いだせないとして応じなかった

プーチン氏は、広大な前線のいたるところでロシア軍が前進しているとも主張したが、実際にはこの数カ月、戦線が事実上のこう着状態にあることを示す証拠が浮上している。