ホワイトハウスのザカライア報道官、在任5日で退任 経歴が疑問視されるなか

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米ホワイトハウスのケイティ・ザカライア報道官が退任すると、BBCは16日確認した。最初の記者会見で不安定さを示し、影響は最大限に達した。
ザカライア氏の在任期間は、トランプ政権のホワイトハウス報道チームの中で最も短いものとなる。
退任のニュースが流れる直前、ドナルド・トランプ大統領は記者団に、「もし望まないなら、これ(報道官)をやる必要はない」、「正直言うと、もし私があなただったら考え直すだろう」と、ザカライア氏に伝えたと述べた。
また、「ケイティ、これはあなたに合っているか? なぜなら、正直言えば、あなたにこれは必要ない」、「あなたはこんなにひどい扱いを受ける必要はない」とも言ったと、トランプ氏は説明。そして、ザカライア氏がメディアによって「かなりひどい」扱いを受けてきたと述べた。
ザカライア氏は13日に就任後初の記者会見に臨んだ。15分足らずで切り上げ、記者からの質問は3件しか受けず、厳しい批判にさらされた。
その後の数日間は、同氏の経歴や職務への準備状況が問題視され、報道機関からの厳しい質問への対応に追われた。
アメリカでは、議会の支配権を2大政党のどちらが握るかを決める中間選挙が来月初めに迫っている。野党・民主党は、ザカライア氏の突然の退任を、共和党政権の失敗を示すものだとしている。
民主党の下院トップのハキーム・ジェフリーズ院内総務は「ホワイトハウス報道官が去った。MAGA(アメリカを再び偉大に)過激派は崩壊し続けている」とXに投稿した。
弁護士資格めぐり疑念
ザカライア氏の波乱に満ちた1週間は13日に始まった。最初のホワイトハウス記者会見の14分間、明らかに緊張した様子を見せ、ノートに書かれた要点を読み上げ、わずかな質問にしか答えず、夫を大統領と呼んだ。
同じ日、トランプ氏が記者団の質問に応じた際、ザカライア氏はどこで司法試験に合格したかとの質問が出た。米ペパーダイン大学法科大学院を修了したザカライア氏は、トランプ氏らから弁護士と紹介されていた。アメリカで弁護士として活動するには、厳しい試験に合格し、州の弁護士会に登録する必要がある。
その場にいたザカライア氏は、「中国にいた時だ」と答えた。
しかし、メディアが徹底的に調べて追及すると、同氏は15日、司法試験に合格していないと認めた。
そして、中国で「適切な資格」をもって国際取引法の実務を行っていたと、声明で述べた。
弁護士資格をめぐる疑いは今週、大きな話題となった。保守寄りのFOXニュースのショーン・ハニティ司会者は、15日のインタビューで特に鋭い質問を浴びせた。
ザカライア氏が司法試験に合格していないと述べると、ハニティ氏は「なぜ『弁護士経験がない』と言わなかったのか」と問いかけた。
ザカライア氏が、報道官になってから最初の記者会見まで1週間もなかったと説明すると、ハニティ氏は「つまり、スタッフがあなたをもっと準備させておくべきだったということか」と尋ねた。
トランプ氏がよく視聴する番組「フォックス・アンド・フレンズ」でも16日、ザカライア氏は同様の質問を受けた。
ザカライア氏はローレンス・ジョーンズ司会者に、自分が弁護士ではないとトランプ氏に明かさなかったのは「そういう質問がされなかった」からだと述べた。また、自分は法律関係の仕事ではなく、広報の仕事で雇われたと主張した。
ジョーンズ氏は「あなたはまだ大統領の信頼を得ていると思うか」と聞いた。
ザカライア氏は、直接の回答は避け、「周りにいる全員の信頼と信用を築きたいと思っている」と述べた。
トランプ政権のホワイトハウス報道チームの早期退任としては、政権1期目にアンソニー・スカラムーチ広報部長が10日で解任された記録がある。
スカラムーチ氏は16日、「記録は破られるためにある」、「だが、私は他人の苦しみを喜ぶことはしない」とXに書き込んだ。












